
老化を治療できたら、人生は何度でもやり直せるか
細胞の老化を調べる研究とAIによる仮説づくりが進みます。もし健康に活動できる年月が大きく伸びたら、人は一度の人生でいくつの夢を選べるのでしょうか。
AIによる研究、月探査、新素材などのニュースから、科学と宇宙の未来を考えます。研究の成果と、その先の可能性を読みやすく紹介します。
Samsungは11月3日、指輪型のGalaxy RingやGalaxy Watch9で、睡眠時無呼吸の兆候を調べる更新機能が利用可能になったと発表しました。対応地域の機器とアプリを使い、10日以内に有効な2夜分の睡眠データを集める方式です。
Google DeepMindは11月3日、薬の候補となる分子の調査・分析・設計を支えるAI機能を公開しました。既存の肺がん治療薬を題材に、約1時間で新しい分子と合成方法の案まで作る計算上の例を紹介しています。
NASAが地上で火星生活を再現する実験「CHAPEA」の第2回が10月31日に終了しました。ヒューストンの施設で378日間を過ごした4人が外へ出た様子を、NASAが11月2日に公開しました。
スイスのETHチューリヒは11月2日、太陽の変化と地球の高い空にある大気を調べる小型衛星計画「ETHOS」を発表しました。2030年以降の観測開始を目指し、衛星の進路の予測に役立つデータを集める計画です。
国立がん研究センターなどは11月2日、がん細胞の中にあるミトコンドリアのDNAが、免疫の働きに関わる仕組みを発表しました。特定の大腸がんを持つマウスでは、3種類の薬を組み合わせると腫瘍の増殖が抑えられました。
AIがゲームを試してルールを学び、そのルールの下でクリアできない理由を証明する研究です。学んだルールが実際のゲームと合うかも調べました。
AIに資料について質問できるGoogleの「Gemini Notebook」で、米国・インドの提供元の教科書を無料で追加できます。回答の根拠をリンクで確かめたり、復習用の問題を作ったりできます。
研究手順や失敗の記録を蓄積し、分子を探す方法を改良するAIです。抗菌候補と、特定の標的に結びつくタンパク質の設計で試しました。
臨床研究の参加者1人の自宅で72時間の開発を実施。発話の開始・停止を自動で検知し、スマートフォンで使う機能も試しました。
複数のAIが研究課題の選定、理論、計算、実機測定を分担しました。最初の測定で信号の変動を見つけ、手順を改めた実験で予測を確かめています。
Googleは、Project Suncatcherの試作衛星に搭載したTPUでAIモデルを動かし、宇宙から最初の応答を受信したと発表しました。Gemma 4に宇宙を題材とする短い詩を求め、地上へ送られた出力を確認しました。
Stravaは運動記録をGoogleのGeminiにつなぐ機能を米国で提供し始めました。有料のStrava会員は過去の活動や天候を踏まえてトレーニングについて質問できます。
NASAはハッブル宇宙望遠鏡で観測できる期間を延ばす方法を探るため、10月29日に民間企業へ情報提供を求めました。軌道を高くする作業や宇宙での整備などについて、実施できる技術を調べます。
NVIDIAは10月30日、地球外知的生命の信号を探す米国の電波望遠鏡に、観測を進めるAIエージェントを組み込んだ取り組みを紹介しました。研究者の言葉による指示から、アンテナの操作や受信データの補正、分析をつなぎます。
米ニューヨーク州で10月28日、未成年向けAIコンパニオンの機能を制限する法案に知事が署名しました。AIが人間や感情を持つ相手のように振る舞う機能などを対象に、子どもとAIの関係を設計するルールを設けます。
OpenAIは、暴力の防止などに関する安全対策の報告書を2027年初めから半年ごとに公開する方針と、18歳未満への応答制限を強める対策を発表しました。
OpenAIは、ウェブサイトが生成AIの学習にコンテンツを使ってよいかという希望を、複数の参加事業者へ共通の目印で伝える取り組みに対応すると発表しました。今後数か月で実装する方針です。
Envedaが医薬品の製造記録を確認するAIシステム「CDP」の評価を公開しました。手書きを多く含む記録を読み、確認すべき点を人へ示す、自社用のシステムです。
Generate Biomedicinesが免疫細胞に指示を伝えるCARの細胞内領域を短く設計し直した研究を公開しました。培養した細胞で、従来型と受容体の量や働きの持続を比べています。
大阪公立大学などの研究チームが5種類のAIによる約88万件の薬剤推奨を分析しました。病気と有効成分の組み合わせごとに最初に挙げる製品が平均97.5%の割合で一つに集中していました。
Appleが、8.5インチのOLEDディスプレイとA20 Proを搭載する新しいiPad miniを発表しました。国内では10月29日に予約を始め、11月6日に発売します。Wi-Fiモデルは税込119,800円からです。
ETHチューリヒの研究チームが、ヒトの培養細胞でRNAを数日間保管する人工の細胞小器官を開発しました。後から注目した細胞について、以前どんな遺伝子が働いていたかを調べる技術です。
ダマラランドデバネズミが、化学物質を使う発がん実験で強い耐性を示しました。近縁のハダカデバネズミと比べると、発がん刺激への免疫反応は大きく異なっていました。
Warp Sciencesが化学者、AI、ロボットで創薬の化合物合成を支える米国拠点の受託研究事業を始動しました。現在は少数の開発協力先と進めています。
NASAのDragonflyが、タイタン到着後の初飛行を計算機の試験装置で再現しました。カメラや地形までの距離の情報を、飛行用に近い電子機器と組み合わせた試験です。
手術後の高リスクのメラノーマで、患者ごとに作るmRNA治療を免疫療法に加えた第3相試験の詳細が公表されました。再発または死亡のリスクを、比較群より42%低減したと報告しています。
国立情報学研究所が、国産医療LLMと約3万例から整理した医学知識を組み合わせるAIエージェントを開発しました。医師が疾患の候補を検討するための試験利用へ進めます。
NASAが2027年のアルテミスIIIで2社の月着陸船試験機へ順番に接続する運用手順を公表しました。船内環境や宇宙船同士の連携を地球低軌道で確かめる計画です。
英国政府がAIを感染症などの早期検出とワクチン・治療法の開発に役立てる研究所の設立を発表しました。政府資金とAI企業の利用支援を組み合わせます。
FDAが神経科学の医療開発を支援するNAINを開始しました。最初の取り組みはアルツハイマー病の予防と早期介入の試験設計です。
NASAは10月21日、RS-25開発用エンジンを500秒間燃焼させました。出力を111%まで上げ、Artemis向け飛行部品と新しいノズル熱保護系を検証しました。
NVIDIAは10月21日、企業や研究者が手元のデータに合わせて使うAIモデル群を拡充しました。画像と言葉を扱うモデルやタンパク質設計モデルを公開し、車載向けAlpamayo 2 Edgeは月内に提供する予定です。
過去の太陽粒子イベントを5地点の観測で照合し、従来は専門家が調整していた19の設定を自動で探索しました。
電子線でヨウ化銀を分解し、通常と異なる原子の並びを持つ銀ナノ結晶の生成と変化を追いました。
天然物の骨格を組み立てる酵素SacCを安定させ、反応中の状態をクライオ電子顕微鏡で観察しました。
医療問題に答えるAIが、次の問題へ持ち越す知識の選び方を比較しました。10月18日の改訂で、記憶の量や採点方法、学習のばらつきの検証が加わっています。
SpiralAIが、会話や記憶、物語の状態を役割ごとのAIへ振り分けるSpiralLLMの提供開始を発表しました。8月に始まった作品を支える技術です。
MMXは打上げに続き、電力や姿勢などを確保する重要な初期運用を終えました。JAXAが健全性を確認し、搭載機器の確認へ進みます。
Meshy Editは、3Dモデルの一部を選んで文章で修正を頼む機能です。元のモデルを残しながら、指定した部品の追加や削除などを試せます。
Ouraが、週の運動負荷をまとめる機能と、日常の屋外運動から心肺機能を推定する試験的な機能を発表しました。対象リングと会員契約などの条件があります。
OpenAIは10月20日、創薬の研究開発を支援するOrchestra Bioを買収したと発表しました。チームと技術を生命科学向けの「Rosalind」へ統合します。
NASAは10月20日、2028年の打上げを目指す原子力電気推進の宇宙機「SR-1 Freedom」で、発電装置の開発を進める契約上の措置を公表しました。
研究AI「Foehn」が、空気の流れと汚染データを使い、PM2.5を1キロ単位で7日先まで予測しました。過去のデータを用いた評価で、翌日予測の誤差を比較しています。
Science Corporationが、網膜インプラント「PRIMA」を移植したスターガルト病の患者1人について、初期のリハビリで文字を認識し、単語を読んだと報告しました。
OpenXRのSDKに、空間内へアプリの表示領域を配置する「空間コンテナ」を試す新しいサンプルコードが加わりました。
食事管理アプリ「あすけん」が、料理の候補だけでなく量や個数を推定し、利用者による修正の傾向も次の解析へ生かす機能を正式に提供しました。
英語学習アプリ「スピーク」が、過去の会話を覚えるAI講師と通話し、間違いに応じた復習へつなぐ機能を日本で正式に提供しました。
JAXAはH3ロケット10号機で火星衛星探査機MMXを打ち上げ、探査機の正常な分離と軌道投入を確認しました。
がんの性質を検査で確かめ、免疫療法と継続的な検査を組み合わせて、手術などを避ける治療の選択肢を米国で認めました。
女性の各年代の健康を研究し、診断や治療につなげる部門をNIH内に設けるよう、新しい大統領令が指示しました。
患者自身の骨髄から育てた細胞を使う製品です。厚労省は、条件・期限付き承認から本承認へ進む初の事例になると説明しました。
ブラジルの研究支援機関FAPESPが、新協定で研究者の利用枠を広げます。チリで集めた観測データを米国へ運ぶ通信網も支えています。
清華大学の研究チームは、金属亜鉛を使い、必要な場所で水素を取り出す方式を発表しました。機械学習で反応を助ける分子を選び、外部の電源や回路を使わずに水素を発生させる装置を実証しました。
清華大学などは、市販の銅粉と酸素、薄い硫酸を使い、メタンを常温・常圧で別の化学物質へ変える実験を報告しました。生成した物質がさらに酸化される反応を抑える仕組みを調べています。
NISTなどは、光の周波数を測る「光コム」を小型のチップで作る研究を紹介しました。2本のレーザーと小さなリングを使い、大きな補助装置を減らすことで、持ち運べる精密な時計につなげます。
東北大学などは、人工細胞の中でmRNAを作る働きと分解する働きを2種類の光で調節しました。必要な量を必要な時に作る分子ロボットへつながる基礎研究です。
EPFLは、アルプスの湖の細菌集団にウイルスの感染する力を弱める性質を見いだしました。研究室と植物での試験から、農業や水処理への応用を探っています。
MITは、APOE4が細胞内の信号と脂質の使い方を変え、神経の被膜づくりに影響する仕組みを調べました。細胞やマウスでの前臨床研究です。
ルンド大学などは、通常の加齢とアルツハイマー病に伴う脳のつながりの変化を別々の軸で捉えました。独立した2つの研究集団の脳画像を使った解析です。
argenxは、セリアック病の開発薬FB102が第2相試験で主要評価項目を達成したと発表しました。管理されたグルテン摂取のもとで腸の組織を調べ、第3相試験へ進める方針です。
Microsoftのブラッド・スミス氏はBBCの番組で、AIの緊急停止、事故報告、公開前の政府評価を提案しました。番組の公式説明から発言の内容を確認しました。
Musk氏は、SpaceXとNvidiaが共同開発するStar Mindについて、2027年の量産に達するとの見通しを示しました。宇宙で計算を行う構想を巡る追加発言です。
Google Researchは、AIが実験結果を読み、次の設計へ反映する研究を公表しました。人の承認と監督のもと、実験装置の状態管理や分子の結合評価を検証しています。
家庭向けナトリウムイオン蓄電池の開発事業がEU基金の助成に採択されました。太陽光パネルを持たない賃貸住宅などでの活用を目指します。
結晶膜を使う鏡に合わせ、赤外光の制御を切り替える方法を卓上実証しました。次世代の重力波検出器を支える研究です。
中国が2030年へ向け、病院・地域・家庭でのリハビリと看護をつなぐ計画を示しました。AIやロボット、ウェアラブル機器を活用する方針です。
米投資会社Grainは10月8日、全国の800MHz帯の電波利用権をSpaceXへ売却する契約を発表しました。衛星と携帯端末の直接通信を支える計画で、取引の完了にはFCCの承認などが条件となります。
東京大学は10月8日、スーパーコンピューター「富岳」を使い、地球全体の大気を水平方向に220メートル刻みで計算したと発表しました。大気モデル「NICAM」で、雲や雨の表れ方が計算の細かさによってどう変わるかを調べた研究です。
東京大学や理化学研究所などの研究グループは10月15日、鉄さびの主成分でもあるヘマタイトの中に隠れた磁気の状態を調べる新しい測定法を発表しました。物質に電場をかけながらX線を当て、従来は捉えにくかった信号を取り出しています。
東京大学生産技術研究所と横浜国立大学の研究グループは、2019年の台風19号の経路が変わった場合に、日本全国の洪水被害がどう変わるかを計算しました。生産技術研究所が10月14日付で発表しています。
スペインのバレンシア港で、海上に浮かぶ計1メガワットの太陽光発電設備が設置を終えました。実際の海で発電や保守のしやすさを調べる試験に進みます。
AAEONは、薄い膜を振動させて熱を逃がすAirJetを使う小型コンピューターを紹介しました。Intel Core Ultra Series 3を搭載し、小さな機器でAIを動かす用途を想定しています。
富士通と米ニューメキシコ州は、量子計算の研究拠点を設けるために協力します。AIや高性能計算との組み合わせを研究し、学生の実習や人材育成も進める計画です。
アセンシアは英国Savaと、皮膚のすぐ下で分子を測る小型センサーの製品化と販売に向けて提携しました。まず血糖の監視を目指し、欧州での販売体制を準備します。
東京大学などは、CO₂を岩石へ固定する反応の速さを予測する新しいモデルを発表しました。過去に観測された速い反応を説明し、固定に向く岩石を選ぶ手がかりにします。
東京大学は、結晶の構造と電子の情報を一緒に作る材料設計AIを開発しました。厳しい二条件と新規性・安定性を満たす候補の割合が、計算評価で0.9%から3.5%へ上がりました。
豪マードック大学は、太陽光と蓄電池で動く小型の淡水化設備を紹介しました。水道網につながらない寄宿学校で、塩分を含む地下水を生活用水として使っています。
P2X Solutionsは、再生可能水素などから作ったeメタンをガス網へ送り、欧州市場への供給を始めました。Gasgridは、この燃料が再生可能な由来であることを示す証明も発行しました。
Google Researchは、地図や衛星画像、天気などを組み合わせて調べる実験用AIの試用を広げます。利用者のデータも取り込み、分析の手順を立てて実行する仕組みです。
Googleは、宇宙でAI用半導体を試す衛星の打上げと通信の確立を報告しました。軌道上でデータを集め、放射線や温度の影響を調べます。
FDAは、神経発達機能が保たれた小児のMPS IIIAに対する遺伝子治療を初めて承認しました。FAYUVIは、不足する酵素を作る遺伝子を届ける治療です。
D-Waveが、量子計算中の誤りを扱う方法を研究するシミュレーターのベータを始めました。一般提供に先立ち、4つの商業・研究機関が利用します。
Diraqは、米ニューメキシコ州に量子チップの試験と測定を担う拠点を計画しています。低温機器と専門チームを備え、年内の稼働開始を見込んでいます。
インドは、再エネを受け入れる州内送電網と50GWhの蓄電池を整える計画を承認しました。2032〜33年度を目標に、発電量の変動や夜間の需要への対応を進めます。
英UCLなどの研究チームは、肺がんの前段階で免疫を抑えるT細胞が増える仕組みを調べました。ヒトの血液や組織の観察と、薬で免疫の働きを変えたマウスの実験を組み合わせ、早い段階での発見と介入につながる手がかりを報告しています。
川崎重工業とTBGは、液化水素を船と陸の間で移す商用仕様の6インチローディングアームを共同開発しました。実際の液化水素を使った試験を経て、国際規格に準拠した認証を取得したと発表しています。
米Stanford大学の研究チームは、アミノ酸のグリシンを使い、力を加えると電気を生む柔軟な材料を開発しました。高分子で結晶を保護し、水中で2か月を超えて圧電性を持つ結晶構造を保ったと報告しています。
SK hynixはOCP Global Summit 2026で、AIが計算済みの情報を複数のサーバーで使い回す仕組みを実演しました。メモリーを共有し、データの移動にかかる待ち時間を減らす構想です。
大阪大学などの研究チームは、金の電極のすき間を通る分子の電流から、アミノ酸の左右の形を見分けました。隕石と砂漠の土の抽出物でも試し、宇宙の生命探査に使う小型分析装置へつながる研究を進めています。
テスラが、新型Roadsterの車体を浮かせる実演映像を公開しました。周囲に噴射装置を備えた「Rocket」は1席の招待制仕様で、公道での使用は未承認としています。
JAXAと将来宇宙輸送システム(ISC)は10月14日、再使用型ロケットの開発に向けた共創活動を9月に始めたと発表しました。着陸機構やエンジンの試験データを、設計や異常の予測に使う計算モデルへ反映します。
カナダのGeneral Fusionは10月8日、実験装置LM26でプラズマを圧縮し、電子温度が1keVを超えたと発表しました。英国原子力公社UKAEAと連携した光による測定と、X線などを使う別の測定で温度の上昇を確かめています。
メルセデス・ベンツは10月12日、EVの電池を電力網に組み込む家庭向けの双方向充電サービスをドイツで市場投入すると発表しました。対応車、専用の充電器、電力契約、アプリを組み合わせます。
英ブリストル大学は10月16日、触覚センサーの信号を小さな脳組織モデルに送り、その応答から点字の文字を分類する研究を紹介しました。3個の脳オルガノイドの出力を組み合わせると、分類精度は83%になりました。
カナダのブリティッシュコロンビア大学は10月15日、大学発のDream Photonicsが光部品の製造拡大へ進む取り組みを紹介しました。3D印刷した小さなレンズで光の通り道を調整し、部品を精密に合わせる作業を短くする技術です。
厚生労働省の2027年度研究方針案に、「自律型AI創薬実証事業」が示されました。国内の創薬スタートアップなどが海外の先端ラボを活用し、AIによる薬の設計から実験、解析までをつなぐ方法を実証する計画です。
Ai2は10月14日、気候AIのHiRO-ACEv2を紹介しました。従来の雨量に風と気圧を加え、数値シミュレーションの気候を3キロ解像度で再現します。論文では、同じ期間の全球データを作る推論時のエネルギーを、元の数値モデルの約0.3%と報告しています。
フロリダ大学などが、薄い結晶を1度ずらして重ね、超伝導の電流に流れる方向による差をつけました。量子回路の計算では、その差を強めすぎずに調整することが、量子ビットの制御に役立つ結果を示しています。
東京大学などが、小さな穴を持つ材料「MOF」の電子スピンを光で読み取る実験に成功しました。材料の中へ取り込んだ分子を調べる、高感度な量子センサーにつながる研究です。
NASAは10月9日、民間宇宙ステーションの最終提案募集を公開しました。提出期限は12月8日で、契約先の選定は2027年春を予定しています。
NASAは10月8日、10月1日に打ち上げた衛星点検実証「SSPICY」を紹介しました。宇宙機が2027年初めから、停止した衛星など最大4個へ自律的に近づき、表面や回転の状態を調べる計画です。
京都大学と大塚製薬の研究グループは、体内を計測するデジタル錠剤向けの時計回路を試作しました。回路の面積は従来方式の約47分の1で、模擬胃液による発電を想定した電源条件で動作を確認しています。
欧州と中国の研究チームが、トリウム229の原子核を基準にレーザーを安定させる「核時計」を動かしました。2本の論文が10月7日付のNatureに掲載され、欧州チームは人が調整せずに1日動く試作機を報告しています。
米FCCは10月6日、SpaceXがスマートフォンなどへ直接通信する衛星1万5000基の配備・運用を条件付きで認可しました。高度326〜335kmの9つの軌道を使い、2032年までに半数、2035年までに残りを稼働させる条件を定めています。
IBMは10月7日、米DARPAの量子計算評価計画で第3段階に選ばれたと発表しました。独立専門家が機器や設計を試験し、実現性を確かめる工程へ進みます。
推定194歳のゾウガメ「ジョナサン」のDNAを調べた研究が発表されました。同種の4頭と比較し、細胞のエネルギー生産に関わる遺伝子の制御領域などに特徴を見つけました。長寿を支える仕組みの候補です。
NASAは10月7日、次の補給船でISSへ運ぶ研究を紹介しました。人工網膜の製造、心臓組織の成長、脳の炎症を調べる実験を含みます。打ち上げは早くても10月13日の予定です。
Applied Materialsは10月6日、Intelと次世代のAI半導体に向けた共同開発を進めると発表しました。回路を作る材料から、半導体を縦に重ねる技術まで扱います。研究成果を量産へ移す期間の短縮を目指す取り組みです。
米イリノイ大学などの研究者は10月5日、人の動作を元にロボットの練習データを増やす「InterMimicGen」を公開しました。物の位置や姿勢を変え、仮想環境で成功した動きだけを蓄積します。特定の両手作業の試験では、5回の拡張で動作データが150.5倍になりました。
トルコの研究チームは10月7日、植物の成長を調節するジベレリン酸を生分解性の微粒子に入れ、ブドウの花房へ施す研究を発表しました。粒子に入れない成分との比較で房や実の大きさが改善し、実が房から外れにくくなりました。
Googleは10月6日、検索動向や気象などから地域の特徴を捉え、公衆衛生の予測を補う研究を紹介しました。コンゴ民主共和国では、今後8週間のコレラ流行を予測する評価で改善しました。医療物資の準備につなげる可能性を探る研究です。
Ciscoは10月6日、量子機器の動作を調整する制御ソフトと、複数の量子計算機への仕事の割り振りを考えるソフトの更新を発表しました。いずれも研究用の試作段階で、通信の待ち時間や誤り訂正を含めた運用を目指します。
スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)は10月7日、細い繊維同士を電気の力で滑らせる「FiberMotor」を紹介しました。4本を束ね、46グラムの物を持ち上げました。衣服への組み込みも試した研究段階の技術です。
米MITは10月7日、未知の場所で動く障害物を避ける飛行計画システム「SANDO」を紹介しました。一定の仮定の下で経路の衝突回避を数学的に示しました。実機でも飛行を試しました。
OpenAIは10月6日、未公開の社内モデルが作成した数学の原稿集を公開しました。722本を372の関連グループに整理し、一部に計算機で証明を確かめる資料を添えました。
米Gladstone Institutesの研究者は、特定のRNAを検出すると、識別用のDNAを細菌内で作る「Detectrons」を報告しました。大腸菌を使った実験で、細菌に感染するウイルスの種類を見分けました。ヒト細胞への応用は今後の研究となります。
米Type One Energyは10月6日、2億ドルのシリーズB資金調達を発表しました。ステラレーター方式の試作装置と発電所計画などを進めます。
ESAは10月6日、火星探査車の試作機Charlieをスペインの砂漠で運用した訓練を紹介しました。約1200キロメートル離れたチームの指示で8日間に220メートル走行しました。9月に行った地上試験です。
米Haiquは、複数のAIへ研究を分担させ、承認した条件を検査で守るQAOSを報告しました。水分子間の陽子移動を模した計算で評価しました。人間が研究方針の承認と計算実行を担いました。査読前の論文です。
SciKGExtractは、材料論文から実験の情報を取り出し、AIによる点検で修正する研究です。176本の薄膜製造の論文で評価し、酸化亜鉛では抽出指標が改善しました。複数成分の材料や詳細な実験条件には誤りが残ります。査読前の論文です。
交通事故のアニメ映像を見た人が誤った要約を読むと、標識を正しく思い出せた割合が下がりました。
仮想のISSに近づく実験で、AIが行動後の景色や動きを予測します。接近性能は向上しましたが、正確な接続には課題が残ります。
水面の波が重なってできる模様を使い、ロボットの進む方向を決める研究です。小型の計算装置への応用を目指しています。
MIT Newsは10月1日、AIが生成した3Dモデルの一部を選んで修正する「InstructMesh」を紹介しました。言葉やスライダーで穴を開けたり、厚みを変えたりできます。研究試作と評価の発表です。
チャルマース工科大学は9月30日、AIと自動実験装置を組み合わせ、酵母について仮説を立てて実験で確かめる研究を紹介しました。人が研究の優先順位を決め、結果の意味を判断します。
スペインのCIC energiGUNEは9月24日、鉄と鉛を使うフロー電池について、25〜30℃で1万回の充放電試験を確認したと発表しました。長時間の蓄電を目指す研究で、今後はkW規模の装置で検証する計画です。
TechCrunchがPNOĒ 2.0の10月1日投入予定を報じました。呼気の測定を利用者自身で始められる設計だと、同社CEOが説明しています。
Waymoが9月24日にロンドン向け構想を公表しました。無人の移動サービスを鉄道やバスにつなぎ、街の日常の足にする方向を示しました。
国際ロボット連盟の2026年版統計です。2025年末に稼働する産業用ロボットは前年比9%増えました。新規設置は中国が世界の59%を占めました。
OpenAIは9月23日、80人超の有資格の精神保健専門家と作った評価基準を公開しました。現実に近い会話で安全性や文脈理解などを測ります。
AGIBOTは9月24日、珠海の長隆宇宙船楽園で300台超のロボットを使う第1期を始めたと発表しました。8月の提携計画から、現地での導入に進みました。
9月24日の大学発表によると、磁気で動くミリメートル級ロボットの位置をAIで追跡しました。ヤギの脊髄周辺や胆管で誘導を試しました。
実走は2024年、論文公開は2026年9月23日です。42.195キロを4時間19分52秒で完走し、走行中に電池を交換しませんでした。
9月23日、Nature Electronicsに論文が公開されました。温度に応じて液体を送る向きや速さを変え、周囲の熱の分布に影響を与える実験を報告しています。
9月23日にワシントン大学が研究を公開しました。試作機は17センチの段差を越え、最大4回の連続跳躍を示しました。現在は外部から給電と操作を行います。
仮想環境だけで学習した動作を実機で試し、未学習の8種類の差し込みで計160回中152回に成功したと著者らが報告しました。
Cherny氏はClaude Agent SDKの検証で16件のPRを作ったと報告しました。
AIが方法を提案し、人が最終判断します。開発現場の記録から、その分担を調べました。
WeatherNext 3は衛星の観測データを取り込み、予報を毎時更新します。移動や再生可能エネルギーの計画にも役立てます。
海の調査にロボットを活用し、人が近づきにくい場所の観測に役立てます。
異なる観測装置のデータをまとめ、月の地形や氷がある可能性の高い場所を調べます。