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手元のパソコンで動く開発AI「Flint」を公開 Recursive、自動研究の仕組みを開発に活用

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ニュースの要点

コードの調査や修正を行うFlintの学習済みデータを公開しました。総パラメーターは398億で、計算時には約25億を使います。

FlintのBF16版とNVFP4版を、6種類のベンチマークで他のモデルと比較した原図
画像の権利情報

Recursiveは10月21日、手元の機器でプログラム開発を進めるAI「Flint」を公開しました。学習済みのモデルをHugging Faceで配布し、商用利用や改変ができるApache 2.0ライセンスを採用しています。コードの調査、バグの修正、機能の実装、テストの作成などを担当します。

モデル全体のパラメーターは398億で、一度の計算には約25億を使うMoE方式です。文章を読み書きするだけでなく、複数のやり取りにわたって道具を使います。NVIDIA向けとApple Silicon向けに、容量を小さくした形式も用意しました。Mac用の実行ソフト「rec」は、対応するM4 ProやM5 Pro・Maxと48GB以上のメモリーを必要とします。

同社は、自動研究システム「Eureka Machine」を使い、人とAIの小さなチームで4カ月弱かけて一から開発したと説明しています。システムは研究案を出し、実験を実装して結果を確かめ、次に試す内容を選びます。Flintでは、モデルの構成、容量の圧縮、機器で動かす処理などの探索に活用しました。

同社の評価では、開発作業を測るTerminal-Bench 2.1で54.9%、SWE-bench Pro v2で89.7%を記録しました。実行する道具や条件を定めた同社の測定値です。利用者はモデルを自分の機器へ置き、コードを外部サーバーへ送らずに作業できます。

このニュースをやさしく解説

要点

Flintは手元の対応機器でコードの調査や修正を進める開発用AIです。モデルの学習済みデータを公開し、開発には、研究案から実験と評価まで進めるEureka Machineを使ったと説明しています。

開発の作業を手元の機器で

Recursiveが公開したFlintはプログラムのコードを調べ、バグを直し、機能やテストを作るAIです。文章で答えることに加え、複数のやり取りにわたって道具を使います。学習済みのモデルはHugging Faceで配布し、商用利用や改変ができるApache 2.0ライセンスを採用しています。利用者がモデルを自分の機器へ置く使い方を想定しています。

全体の大きさと計算する部分

モデル全体のパラメーターは398億で、一度の計算には約25億を使います。パラメーターは学習で調整されるモデルの数値です。一部を選んで計算するMoE方式を使っています。NVIDIA向けとApple Silicon向けに容量を小さくした形式も用意しました。Mac用の実行ソフトrecは対応するM4 ProやM5 Pro・Maxと48GB以上のメモリーを必要とします。

AIを作る研究にもAIを使う

同社によると、人とAIの小さなチームがFlintを4カ月弱で一から開発しました。自動研究システムEureka Machineが研究案を出し、実験を実装して結果を確かめ、次に試す内容を選びます。Flintでは、モデルの構成や容量の圧縮、機器で動かす処理などの探索に使ったと説明しています。開発の中で、どの案を試すかを考える工程にもAIを使いました。

実際の仕事に合わせて試す

同社は開発作業を測る評価の結果も公表しました。実行する道具や条件を定めた企業独自の測定値です。利用者は対応機器でモデルを動かし、コードを外部サーバーへ送らずに作業できます。例えば社内用の小さな道具を直す場面なら、手元のコードを調べ、変更とテストを進める使い方が考えられます。機器の条件と実際の作業に合うかを確かめながら導入する形です。

この記事に出てくる用語を確認する
パラメーター
AIモデルが学習するときに調整する数値です。
MoE
モデルの一部を選んで計算する方式です。Flintは全体398億のうち約25億を一度の計算に使います。
学習済みモデル
学習で調整した数値などを含み、機器へ読み込んでAIを動かすためのデータです。
解説の参考資料

本誌の考察

小さな現場が自分の開発AIを育てる

Flintでは、手元で使う開発AIと、そのAIを作る研究の進め方がつながっています。Recursiveはモデルの構成や圧縮、実行する処理の探索にEureka Machineを使ったと説明しています。研究案を作って試し、結果を次の案へ戻す工程をAIが担えば、開発者は複数の案を比べる仕事へ時間を配分しやすくなります。その成果として、実際に動かせるモデルを公開した点に注目できます。

この進め方で意味を持つのは、何を良い結果とするかを具体的に決めることです。手元の機器で使うモデルなら、開発作業をどれほど進められるかと、対応機器で動くかを合わせて考える必要があります。実験の結果をその条件に沿って比較できれば、次に試す案も選びやすくなるでしょう。AIによる研究が利用者の持つ機器や仕事の条件へ向かうことで、改良の目的も具体的になります。

暮らしに近い仕事では、小さな事業所が自分たちの道具を手入れする未来が考えられます。例えば工房の担当者が、受注の一覧を作るプログラムへ新しい項目を加えたい場面です。対応する手元の機器でAIにコードを調べさせ、変更案とテストを作り、担当者が結果を確かめる。現場で必要になった小さな変更を、その場所のコードと事情に合わせて進めやすくなるかもしれません。

その使い方を育てるには、AIが作業する環境と、変更が正しいかを確かめる手順をそろえる必要があります。公開されたモデルと実行ソフトを使えることは、利用者や開発者が自分の仕事へ合わせる出発点になります。将来、業種ごとの道具や検査を組み合わせた環境が増えれば、AIの細かな設定に詳しくない担当者も、決まった範囲の改修から試しやすくなるでしょう。

さらに、現場で使った結果が次の開発へ戻る流れができれば、手元のAIに求める性能も具体化しそうです。ある仕事ではコードを読む力、別の仕事では変更後の動作を確かめる力が重視されるかもしれません。自動研究の仕組みがその違いに合わせて案を試せるようになれば、小さなチームが用途に合うAIを育てる余地も広がります。仕事の道具を、その仕事をよく知る人たちが改良し続ける未来につながります。

参考資料

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