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経済・産業

阪急阪神百貨店、イベント予約フォームの情報6243件が流出

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ニュースの要点

阪急阪神百貨店の予約サイトへの不正アクセスを調べた結果、イベントなどの申し込み情報を含む6243件の流出が新たに分かりました。予約総数18万8590件の約3%です。

阪急うめだ本店が入る梅田阪急ビルの外観(資料写真)
画像の権利情報

エイチ・ツー・オー リテイリングと阪急阪神百貨店は10月30日、イベントなどの予約サイトで、フォームに入力された情報6243件が流出したと発表しました。参加者などの申し込み情報が含まれ、予約総数18万8590件の約3%にあたります。外部からのアクセスを遮断した後の調査で、新たに判明しました。

予約サイトを経由した不正アクセスが見つかったのは10月16日です。両社は19日の第1報で、グループ共通の会員ID「H2O ID」約126万件の登録情報の一部が流出したと公表しました。今回示された6243件は、予約フォームの記録を数えたものです。

両社は10月17日、公式通販サイト「HANKYU HANSHIN E-STORES」と、来店せずに売場の商品を買える「Remo Order」でも不正アクセスを確認しました。第1報では、注文履歴などの顧客情報が流出した可能性を調査中としていました。10月30日の第2報では、これらの情報が外部へ流出したことは確認されなかったとしています。

第2報によると、両社は詳細な調査とシステムの点検を続け、阪急阪神百貨店の一部サービスの利用を停止していました。利用者専用の問い合わせ先は、第2報に掲載されています。

このニュースをやさしく解説

要点

新たに流出が分かったのは、イベントなどの予約フォームの記録6243件です。会員IDや通販の調査とは、対象を分けて確認する必要があります。

予約を申し込むときの記録が対象

予約フォームはイベントなどに参加するため、画面へ必要な情報を入力する仕組みです。今回の第2報では、予約総数18万8590件のうち、入力された記録6243件が流出したと分かりました。外部からのアクセスを遮断した後に調査を進め、新たに確認した結果です。

会員IDと予約の件数は分けて読む

10月19日の第1報で公表した約126万件は、グループ共通の会員ID「H2O ID」の件数です。その登録情報の一部が流出しました。今回の6243件は予約フォームの記録を数えています。会員IDと予約記録は数える対象が異なり、両者の重複も明らかになっていないため、被害を受けた人数として足し合わせることはできません。

利用したのが共通会員のサービスなのか、イベントなどの予約なのかを分けると、発表のどの部分が自分に関わるかを確認しやすくなります。

通販の調査結果は別に示された

通販の「HANKYU HANSHIN E-STORES」と電話注文の「Remo Order」も、不正アクセスの調査対象です。第1報で流出の可能性を調べていた注文履歴などの顧客情報について、第2報では外部への流出は確認されなかったと説明しています。

10月30日の第2報時点では、詳しい調査とシステムの点検が続き、一部のサービスを停止していました。予約や会員登録に関する問い合わせ先も、この第2報に掲載されています。

この記事に出てくる用語を確認する
予約フォーム
イベントなどへ申し込むため、必要な情報を画面に入力する仕組みです。
H2O ID
エイチ・ツー・オー リテイリンググループの共通会員IDです。
解説の参考資料

本誌の考察

一つの予約に、どこまで情報を持たせるか

今回の続報では、会員IDの登録情報と、イベントなどを申し込む際の記録を分けて説明しています。利用者にとっても、自分が何のサービスを使い、どこに情報を入力したかによって、確かめるべき発表が変わります。店での買い物が多くのサービスへ広がるほど、情報を集める範囲と、問題が起きたときに説明できる範囲をそろえることが大切になります。

今後の予約サービスを考えると、申し込みごとに必要な記録を切り分ける設計が役立ちそうです。例えば、イベントの係員が確認するのは予約番号と参加に必要な事項に限り、共通会員の情報へアクセスする権限は別にする仕組みです。保存する期間も用途ごとに決めれば、予約が終わった後まで情報を持ち続ける範囲を減らせます。

こうした仕組みと、本人へ知らせる方法が整った未来には、利用者が予約の一覧から『この申し込みで店に渡した情報』を確かめられるかもしれません。万一の連絡でも、どの予約の何の情報が対象かを確認しやすくなります。普段の予約の便利さと、自分の情報がどう扱われるかを見通せることを、同じ画面で得られる未来です。

参考資料

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