未来観測新聞
登録なしで全文公開トップで紹介中の最新記事
社会・政策

ドコモの「5G SA」で全国障害 4Gへの切り替えを案内

この記事を共有

ニュースの要点

NTTドコモの「5G SA」で、音声通話やデータ通信、SMSが使いづらくなっています。対象は全国の5G SA契約者で、同社は4Gへの切り替えを案内しています。

NTTドコモの看板があるドコモショップ姫路辻井店。2025年撮影の資料写真。
画像の権利情報

NTTドコモの携帯電話サービス「5G SA」で、11月5日午前11時18分ごろから通信障害が起きています。影響は全国に及び、5G SA契約者の音声通話、データ通信、SMSが使いづらい状況です。午後6時時点の第7報では、復旧に向けた対応を続けており、復旧の見通しはあらためて知らせるとしています。

ドコモは、スマートフォンの通信設定で4Gを選び、そのうえで端末を再起動するか、機内モードをオンにしてからオフにするよう案内しています。この手順で、通話や通信、SMSが使える場合があります。

同社によると、5G SAを契約していない5G利用者や4Gの利用者、ドコモの回線を借りて携帯電話サービスを提供する事業者には影響がありません。緊急通報も影響を受けていません。原因は調査中で、午後6時までの調査では不正アクセスの形跡やサイバー攻撃を示す事象は確認されていません。

このニュースをやさしく解説

要点

11月5日18時時点で、ドコモの5G SA契約者を対象とする通信障害が続いています。同社は4Gを選び直して再接続すると、使える場合があると案内しています。

今回影響を受けている契約は

対象は、ドコモの「5G SA」というサービスを契約している人です。全国で音声通話、データ通信、電話番号で送る短いメッセージのSMSが使いづらくなっています。5G SA契約者以外の5G、4G、ドコモ回線を借りて提供するMVNOには影響がないと発表されています。緊急通報にも影響はないとしています。

5G SAは通信を支える設備も5G専用にする方式

携帯電話の通信は、端末と電波をやり取りする基地局と、その先で通信を支える設備で成り立っています。5G SAは、5Gの基地局と5G専用の中核設備を組み合わせる方式です。4Gの設備と組み合わせて使う5Gとは、ネットワークの構成が異なります。

今回の障害の原因は、11月5日18時の発表時点で調査中です。ドコモは、それまでの調査で不正アクセスの形跡やサイバー攻撃を示す事象は確認されていないと説明しています。

4Gを選んで接続し直す方法が案内されている

ドコモは、端末のネットワーク設定で4Gを選んだ後、端末を再起動するか、機内モードをオンにしてからオフにする方法を案内しています。この操作によって、音声通話、データ通信、SMSを使える場合があるとしています。

障害は11月5日11時18分ごろから続いています。18時の第7報では復旧に向けて対応中とされ、復旧の見込みは改めて知らせるとしています。利用時点の状況は、出典の公式案内で確認できます。

この記事に出てくる用語を確認する
5G SA
5G専用の中核設備と5Gの基地局を組み合わせて通信する方式です。SAはStandaloneの略です。
SMS
電話番号を宛先にして送る短いメッセージです。
MVNO
携帯電話会社の回線を借りて通信サービスを提供する事業者です。
解説の参考資料

本誌の考察

つながらないときの操作を、迷わず選べるようにする

今回ドコモが案内した4Gへの切り替えは、通信が不安定なときに、利用者が設定を変えて対応する方法です。こうした場面では、使える方法があっても、その案内にたどり着き、自分の端末で操作できるかが暮らしを左右します。通信の速さとともに、困ったときの操作の分かりやすさも大切になります。

将来の端末では、利用できるWi-Fiなどを通じて通信会社の障害情報を受け取り、契約や機種に合う対処を画面に示す仕組みを考えられます。案内を読んで設定項目を探す代わりに、何を変えるか確かめてから切り替え、通信状態を見て元に戻せる使い方です。通信会社の正確な情報と、端末側の設定を連携させることが条件になります。

例えば駅で待ち合わせの連絡ができなくなった人が、その場で使える連絡方法を見つけられれば、家族と合流しやすくなるでしょう。災害や障害に備える仕組みは、予備の通信手段を用意することに加え、必要なときに使い始められるところまで含めて進化していきそうです。

参考資料

無料会員で、もっと読む

気になる未来を、これからも。

無料会員は、ニュースを週3本まで全文で読めます。やさしい解説と本誌の考察で、日々の進歩を追いかけられます。

無料会員に登録する

カード登録不要。気になる記事の保存や、新着メールの設定もできます。